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ヘリコバクターピロリ感染症/プラセンタ注射/ポリファーマシー

HPヘリコバクターピロリ菌検査のための尿素呼気試験迅速検査システムとして、結果が5分で判明するPOCシステムを導入しました。これにより、約1週間お待たせしていた除菌判定の結果がその場でわかるようになり患者さんにすぐにお知らせできるようになりました。ピロリ菌という言葉が市民権を得て早時間が経過しましたが、いまだに3000万人のピロリ菌保有者がいるのが現実です。

プラセンタ注射にメルスモンが仲間入りしました。今までのラエンネックに比べて注射時の痛みが少ないようです。更年期障害の適応ですので、45歳~59歳の女性のみ保険適応となります。該当しない年齢の方は自費診療となり、2000円/回かかります。週2回注射が効果的との報告がありまずは1か月続けてみてください。

 

ポリファーマシーという言葉をご存知ですか?現在、10種類以上の内服薬をお飲みの患者さんのことです。実際にいくつかのクリニックや病院を受診しているとどうしてもお薬の種類が増えてしまいます。残薬の件も社会問題となっています。どうしたらお薬を減らせるでしょうか?いくつかの改善策があると思います。まずは患者さんが服用しているお薬内容の把握です。院外処方であればお薬手帳をしっかりみれば、同種同系列の薬は省くことが可能です。また高齢者の場合、腎機能をみながら量の調整が必要ですので必然的に減量が可能であると思われます。次に配合剤を使うことです。医師の処方権に関わるという医師もおりますが、当然アドヒアランスはよくなります。一日の服薬回数や、服用時間の統一を図ることも重要です。最後に、生活保護、マル乳、マル親、原爆、障害者などのいわゆる窓口負担免除の患者さんです。見ているとどうもお薬の重要性や金額に無頓着な方が少なからずいらっしゃいます。あれもこれもとリクエストに応えていると当然のごとく種類、量が増えてしまいます。この方たちにはまずは一旦窓口負担をお願いして、後で償還払いをしていただくのはどうでしょうか。そうすればお薬の量は確実に減ると思います。医療費抑制のためにはジェネリック薬品ばかりに頼るのではなく医師患者双方の協力が必要であると考えます。

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